fontname(フォント名)
タイプ: 文字列, デフォルト: "Times-Roman"
これは出力形式に大きく依存し、PostScriptやSVGなどの非ビットマップ出力の場合は、グラフが表示または印刷されるときのフォントの可用性に依存します。そのため、Times-Roman、Helvetica、Courierなど、一般的に利用可能なフォントフェイスに依存するのが最善です。
フォント名の解決方法は、フォント名解決を処理する基盤となるライブラリにも依存します。Graphvizがfontconfigライブラリを使用してビルドされた場合、後者のライブラリがフォントの検索に使用されます。名前の解決方法と使用可能なフォントについては、コマンド`fc-list`、`fc-match`、およびその他のfontconfigコマンドを参照してください。OS XのQuartzなど、他のシステムは独自のフォントパッケージを提供している場合があります。
太さや傾きなどのさまざまなフォント属性をフォント名に組み込むことができることに注意してください。残念ながら、構文はどのフォントシステムが支配的かによって異なります。したがって、`fontname="times bold italic"`を使用すると、通常のメインフォントライブラリであるPangoを使用して、太字で傾斜したTimesフォントが生成されます。代わりに、`fontname="times:italic"`はfontconfigから傾斜したTimesフォントを生成しますが、`fontname="times-bold"`はQuartzを使用して太字のTimesに解決されます。Graphvizシステムで使用されているパッケージを確認し、関連するドキュメントを参照する必要があります。
Graphvizが高レベルのフォントライブラリでビルドされていない場合、fontnameはType 1またはTrue Typeフォントファイルの名前と見なされます。`fontname=schlbk`を指定すると、ツールは`fontpath`属性で指定されたディレクトリのいずれかで、`schlbk.ttf`または`schlbk.pfa`または`schlbk.pfb`という名前のファイルを検索します。ルックアップは、一般的なフォントのさまざまなエイリアスをサポートしています。
digraph {
label="Comic Sans MS"
fontname="Comic Sans MS"
subgraph cluster_a {
label="Courier New"
fontname="Courier New"
Arial [fontname="Arial"];
Arial -> Arial [label="Impact" fontname="Impact"]
}
}
- エッジ
- ノード
- グラフ
- クラスタ